野球にウエイトトレーニングは必要なのか?マーリンズ時代のイチローは「トラとかライオンはウエイトトレーニングなんかしない」とウエイトトレーニングをする必要はないと発言をしております。
これに対してメジャーリーガーダルビッシュ有は「身体能力の高い人に勝つにはウエイトトレーニングをして追いつくしかない」と話しております。
野球選手にウエイトトレーニングとは本当に必要なのか?これについて細かく解説をしていきたいと思います。
ウエイトトレーニングは怪我につながる?
ウエイトトレーニングは本来、体の筋肉量を上げ、怪我を防ぐための体作りをするのが目的とされております。
ジャイアンツの坂本勇人選手は試合後に欠かさずウエイトトレーニングをしておりますが、筋肉を大きくするのが狙いではなく、1年間怪我をしない体作りをするためと話しておられます。
しかし、股関節や肩甲骨などの可動域を大事にする部位を間違った方法でトレーニングしてしまうと、肉離れや筋挫傷、ピッチャーだと肩や肘の負担につながっり、大怪我に繋がってくる恐れもあります。
トレーナーと相談する
ウエイトトレーニングで怪我をしてしまう人は、正しい知識を持ってトレーニングを行っている人が少なく、そのトレーニングをすることによって生じるリスクに気づいていません。
必ずトレーナーと共に、「この部位を鍛えることでどのような効果を得ることができるか」というメリットと「鍛えすぎるとどんな怪我のリスクがあるのか」というデメリットを常に照らし合わせて考えながらトレーニングをする必要があります。
ダルビッシュ有から学ぶトレーニング
メジャーの第一線で活躍しているダルビッシュ有投手は、東北高校時代や、日本ハム入団当初はかなりの細身でした。
その頃のダルビッシュ有投手の成績は、今ほどの輝きはありませんでした。
何かを大きく変えなくてはいけないと思い始めたウエイトトレーニングや徹底的な食生活の管理が今のメジャーリーガーダルビッシュ投手の活躍を支えています。
ダルビッシュ有投手が自身のYouTubeに公開しているトレーニング
まとめ
ウエイトトレーニングは、ただ体を大きくして筋力をつければいいというものでは決してありません。
間違った方法でトレーニングをすると、可動域の縮小や体への負荷により、パフォーマンス能力は格段に落ちてしまいます。
正しい知識と正しいフォームでトレーニングを行い、トレーニング後のリカバリーや食生活、トレーニングの間隔を調整するなど、徹底的に自分自身の体と向き合うことによって、初めて絶大な効果が生まれるものです。