「これまでの人生で、お金のことを勉強したことってあっただろうか?」
そう感じたのが「これからのお金の教科書」を読もうと思ったきっかけです。
英語ができるようになりたかったら、英語の勉強をするし、資格を取りたかったら資格の勉強をする。
それなのに、お金が欲しいのに、お金の勉強をしたことがないというのも不思議な話なんですよね。
「これからのお金の教科書」ってどんな本?
「これからのお金の教科書」はライブドア、LINE、ZOZOなどの会社で活躍した田端信太郎さんが書いた本。
華麗な経歴を持つスーパーサラリーマンであると同時に、Twitterで炎上することが多いインフルエンサーとしても有名です。
お金のプロではない著者がどうして「お金の教科書」なんていう名前の本を書くのか。
それは、お金のプロではないからこそではないでしょうか。
金融機関に勤務したこともなく、金融系の資格を持っているわけではありません。
それでも、サラリーマンとしては類稀なるレベルの資産を築いている著者。
お金のプロじゃなくても、お金のプロ以上にお金持ちになれる。
その秘訣を、お金のことに悩む多くのサラリーマンたちに伝えたかったのでしょう。
お金持ちになるために必要なのはお金ではなく生き方
「これからのお金の教科書」にはお金持ちになるための具体的なテクニックはほとんど書かれていません。
そもそも「お金の教科書」であって、「お金持ちになるための教科書」ではないのだから当たり前でしょう。
それでも、「これからのお金の教科書」を読んでいると、お金持ちになれるような気がします。
「これからのお金の教科書」には、お金への向き合い方、資本のこと、そして働き方のことがこれでもかという位に書かれています。
目次に並ぶのは「いつでも辞めれるように自分を磨いておけ」、「その会社で偉くなっても仕方がない」、そんな刺激的な言葉の数々。
最後まで読んで、じんわりと伝わってくるのは、「お金のことばかり追いかけても、お金持ちにはなれない」ということことでした。
ビジネスをする上でのお金との付き合い方が確かに学べます。
まとめ
お金のことを勉強しようと思って読んだ「これからのお金の教科書」ですが、お金のこと以上に勉強になったのはお金のことそのものよりも、お金との向き合い方、お金に対するマインドでした。
お金のことばかりを考えるのは悪手であり、ほどよい距離感持ちながら生きる。
「お金のなんてこんなもの」というスタンスは痛快であり、そんな生き方をしてると結果お金はついてくる、そんな気持ちにしてくれる本でした。
なんとなくお金がなくて不安だ、目処は立ってないけどお金持ちになりたい、そんな風に感じている方にオススメの本です。
きっとこれからの働き方、生き方に役に立つでしょう。