産業廃棄物とは？

産業廃棄物とは、事業活動によって生じた廃棄物のことです。要は仕事の最中に出たゴミのこと。「廃棄物は一般ごみと同じ扱いにすれば良い」という声もあるでしょうが、そんな単純な話ではありません。
確かにかつては、曖昧に廃棄物が処理されたことがありました。適切に処理をされなかったため、公害が発生。人の生命を脅かしかねないところまで、大きな問題になったのです。問題を解決し安全に生活するため、産業廃棄物に関する法律が決められました。今は厳しい法律の元、安全かつ確実に処理することが義務付けられています。

業者に全ては任せられない

「産業廃棄物の処理は業者に頼めば良い」という声もあるでしょうが、大きな間違いです。産業廃棄物を出す側にも、厳しく法律で定められています。
業者に依頼した廃棄物が、不法投棄されたとしましょう。悪いのは不法投棄した業者ですが、依頼した側にも責任が問われるのです。今すぐに捕まるわけではないのもの、廃棄物を出した側が処理をしなければいけません。

許可を確認しよう

廃棄業者選びは、超がつくほど重要。まず見ておきたいのは、許可です。栃木で産業廃棄物を取り扱うのならば、栃木の許可が必要です。処分だけでなく、運搬の許可も自治体で取らなければいけません。
また買取を希望しているのならば、古物商の許可も必須。解体も頼みたいのならば、解体工事業の許可も求められます。「許可を取っているから安全」とは言いがたいものの、一種の指針として見ることができるでしょう。

取り扱いも確認

栃木ではウェブページ上で、許可を得ている業者を見ることができます。どこの業者がどういった廃棄物を承っているのかも、一発でわかるでしょう。例えば宇都宮市にある業者の場合、燃え殻・汚泥・廃油・廃プラの廃棄を鳥か使っていました。がれき類や水銀を含む産業廃棄物は、取り扱っていません。鹿沼市にある業者では、水銀を含む廃棄物を受け付けていました。
他にも契約書の確認・設備の充実度も、見ておきたいところ。しっかりと見極めた上で、適切な業者に頼みましょう。