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【高知の地形と水中ポンプ】特殊な土地の工事事情

高知の地形は特殊

高知県は北は四国山脈、南は太平洋に面した逆Uの字になっている地形です。
平野も高知平野くらいで、あとは山に囲まれた地域が多いのが特徴です。
特に川が東西にわたって数多くあり、川の氾濫による被害も多数にわたっています。

高知平野では、三角州の形になっているので川の増水によって氾濫も多いという特徴もあります。
そのため、たびたび必要になってくるのが河川の整備工事です。
堤防を建設して水の流れを止める工事や、堀削工事で流れる水の底を深くして水位そのものをさげるなどの工夫が必要になります。
そうした事情から必要になるのが水中ポンプになります。

水中ポンプの役割

水中ポンプは河川に流れる水や井戸水などを組み上げ、別の場所に移す装置です。
こうした装置は河川の工事では必要不可欠になります。
川上から流れてくる水の量を減らし、河川の底をがある程度した状態で工事を行います。

また、雨が振らない場合においても地下水を組み上げる作業にも使用します。
例えば田んぼなどに必要な水を地下水から組み上げ、用水路に流すして農業用の水を確保する作業に使用します。
そういった柔軟な役割ができるのが、水中ポンプの役割になります。

高知で必要不可欠な存在

特に高知県は雨が非常に多い地域です。
どのくらい多いのかと言うと、雨量だけで見た場合は日本一の地域なのです。

2020年には宮崎県の方が多く、雨量が3167.5mm。
高知は3092.5mmでした。
しかし3000mm以上の雨量がほぼ毎年降っているのが高知県。
他の県では2000mm後半でとどまっているところ、高知のみ毎年3000mm以上は降るのです。
そのくらい雨量が多い地域ということなので、水中ポンプによる河川の整備は欠かさず行わなければなりません。

毎年6月の雨季になると多くの雨が降るため、河川の増水は避けられません。
そのたびに河川の整備や工事のために水中ポンプを使用して整備をしていかなければなりません。
現在高知県内には水中ポンプのレンタルサービスなどもしている企業もあり、地域には欠かせない存在になっているのです。