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シールは古い?容器と一体化したインモールドラベルの話

福島で印刷機を取り扱う会社では、主に教育現場やオフィスへ納品しています。

このような印刷機は身近なものですが、印刷には色々な種類があります。

普段何気なく使っているボトルや容器。
ですが、よく見てみるとまるで容器に直接印刷されたようなラベルがついていますよね。
このようなラベルをインモールドラベルと言います。

インモールドラベルとは

インモールドラベルとは、容器を成型する際に、容器にラベルを一体化させるための技術です。加工をする方法は、「ブロー成型」と「インジェクション成型」の2種類あります。
ブロー成型で加工するのは、主にボトル型の容器です。二つに分かれた金型の左右にラベルを装着し、樹脂を空気によって膨らませることで、ラベルが一体化した成型品が完成します。
インジェクション成型で加工するのは、主にカップ型の容器です。カップ型の金型を使い、金型に沿って樹脂を硬化させます。同様にカップの蓋も成型することが可能です。

インモールドラベルの特徴

インモールドラベルの特徴は3つあります。
1つ目は水に強いことです。シールラベルのように容器との段差がないため、カビが発生したり、剥がれてしまったりすることがありません。
2つ目は、油や薬剤に強いことです。容器の内容物が付着してもラベルが消えてしまう心配がなく安心して使用できます。
3つ目は、摩擦に強いことです。ラベルに接触することで表示が消えてしまうことが少ないことが強みです。


インモールドラベルを使った製品

では、実際にインモールドラベルはどういったところで使われているのでしょうか。
印刷業というと印刷機を使って紙に印刷を行うイメージがありますが、製品への加工も行なっているのですね。
まず、ブリー成型ですが、洗剤やシャンプーなどに使われていることが多く、シャンプーのいち髪のボトルもブロー成型です。
インジェクション成型は、乳製品やデザート系の容器に使われていることが多く、ハーゲンダッツもインジェクション成型で作られています。