地域にもよりますが、そろそろ暖房器具が活躍する季節になってきているのではないでしょうか。
本格的な寒さを迎える前に暖房器具の点検をしておきましょう。
ビルや工場などではダクトの断熱工事が欠かせません。
ダクトの断熱はなぜ必要なのでしょうか。
冷暖房効率を上げる
どんなに空調設備の性能が良くても、断熱工事を施していないダクトを通ると、暖められた空気は冷めてしまい、冷やされた空気は温まってしまいます。
これでは効率も悪く、消費電力も増してしまい、コスト高になってしまいます。
何よりも無駄なエネルギーを消費してしまい、地球環境にも良くありません。
また、外気との温度差で結露が発生してしまうと、シミができたり、カビが発生したりして、建物自体の耐久性にも関わってきます。
ダクトの断熱工事を行うことで、空調設備の能力を活かし、快適な生活空間が得られることでしょう。
不燃性、耐火性が必要
厨房設備のダクト内は発火性が高いため、ダクトの断熱工事が必須となります。
飲食店の厨房などの排気ダクトには、不燃性、耐火性のある断熱材の使用が義務付けられています。
排気ダクトの断熱工事は、万が一火災が発生してしまったときにも、他の部屋に燃え広がるのを防ぐ役割もあります。