家族が多くててもセミリタイアしたい

家族が多くてお金がかかるけど、自由な時間を作って生きていきたい

サツマイモ生産量が減少?2年続けて年100万トン割る

何世紀にもわたり日本人の食卓を彩ってきた、このサツマイモですが、実は足元で収穫量が減少してきているんです。
日本いも類研究会(東京)がホームページで公開している資料によると、2019年に全国で収穫されたサツマイモは96万8400トンでした。2018年は98万8900トンで、直近は2年続けて100万トンを割り込んでいます。ちなみに、その前の2017年は105万トン、2016年は100万トンです。2015年は94万トンで100万トンを割っているのですが、それ以前はずっと上回り続けています。2010年には113万トンで、2019年より2割近く多かったんですね。さらに2002年まで遡ると、140万トンですから、今はその半分近くまで落ち込もうとしているわけです。

家庭用で需要減少

サツマイモの需要は大きく、青果用、焼酎の原料用、でん粉の原料用、加工食品用などに分類されます。このうち、全体の4割ほどを占める青果用は家庭における調理機会の減少などを受け、減少傾向となっています。直近5年間では2割ほど減っており、全体の収穫量の減少よりも速いペースで減っています。
やや逆風が吹いているサツマイモですが、それにも負けず頑張って精算してくれている農家はどこにあるのでしょうか。都道府県別の収穫量を見てみましょう。同じく日本いも類研究会のホームページによると、2019年のさつまいもの収穫量1位はやはり鹿児島県です。36万トン生産ですから、全体の3割以上を鹿児島が担っているということですね。2位は茨城県で17万トン、3位は千葉県で13万トンです。大消費地の関東にある農業県ですから、多いのも頷けますね。上位3県を合わせると、66万トン。ぜんたいの3分の2は上位の3県で作られていることが分かります。