家族が多くててもセミリタイアしたい

家族が多くてお金がかかるけど、自由な時間を作って生きていきたい

資産運用の目安?世界一の投資家ウォーレン・バフェットの利回りを知る

New York Stock Exchange II

 

様々な金融商品が存在します。

その金融商品を品定めする時、気になるのが年利回りです。

 

1年で何%の資産が増えるのか、その期待値の高さを目安に金融商品を選んでいる方も多いのではないでしょうか。
一方、その利回りだけに目が行ってしまい、怪しいのについつい超高利回りの儲け話に乗ってしまう方も少なくありません。
こういったことに騙されないために世界一の投資家と言われるウォーレン・バフェット氏の利回りを見ていきましょう。

そこまで年利回りが高くない世界一の投資家

世界一の投資家と聞いて年利回りは100%を越えているのでは、そう感じる方もいるかもしれません。
しかし、ウォーレン・バフェットの平均年利回りは20%強です。
このように意外と利回りは低いと感じる方も多いのではないでしょうか。
年利回り20%強というのは、1万円を運用して1年間でようやく2,000円程度儲かるという計算です。
これが世界一の投資家と呼ばれる人物の運用実績というと愕然とするのではないでしょうか。
この利回りは株主の手紙という毎年ウォーレン・バフェットが作成している文章の中で公開されています※。

※参照

https://f-inde.com/wp/wp-content/uploads/2018/09/a2595784db9a03a15643575624ddbfc3-684x1024.png

短期間で稼げるというのは危険

ウォーレン・バフェットでさえ年利回りの平均は20%強です。
しかし、世の中には1年で2倍、つまり年利回り100%越えの運用を勧めてくる方も少なくありません。
確かに単年であれば100%越えの運用は可能です。
実際にウォーレン・バフェットも過去に129.3%という驚異的な年利回りを記録しているケースもあります。
しかし、この驚異的な利回りをたたき出した年の何年か前にマイナス48.7%という悲惨な運用になっている年もあることから、当時はかなり危険な運用になってしまっていた可能性があります。
ウォーレン・バフェットであれば、こういった局面でも挽回できるだけの信用や能力を持っています。
しかし、一般の方の場合は挽回は困難です。こういった短期間で稼げる運用は危険なのです。

そう考えると、理想としては4~8%程度の年利回りで安定して運用できることが一般の場合は安全といえます。

1年というくくりで見れば、確かに100%を越える運用は理屈上不可能ではありません。

しかし、そういった運用は翌年に大きなダメージを受ける可能性のある危険な運用であることも多いのです。
ウォーレン・バフェットも単年で驚異的な運用をした年がある反面資産を半分近くにしてしまった年もあります。
現在はそういった運用が少なくなったものの、利回りは低めになってきているのが現状です。
このようにハイリターンを狙う運用は人生という長い目で見た場合、いずれ大きなダメージを受ける可能性があり、危険といえます。